minSdkVersion, targetSdkVersionの実際の値の確認方法

Flutterの「minSdkVersion」「targetSdkVersion」は/(Flutterプロジェクト)/android/app/build.gradleの中で設定しています。

このsdkVersionは、Flutter2.8より前はbuild.gradleの中にバージョン番号が直接書かれていましたが、Flutter2.8以降では下記のようにプロパティで書かれるようになりました。

minSdk = flutter.minSdkVersion
targetSdk = flutter.targetSdkVersion

「compileSdkVersion」も実際のバージョンではなくなりました。

compileSdk = flutter.compileSdkVersion
ndkVersion = flutter.ndkVersion

「minSdkVersion」はパッケージ関連で実際のバージョンを知りたいことが多いのに、実際のバージョン定義のファイルの場所が深くて、すぐ忘れてしまうのでメモしときます。

動作確認バージョン
  • Flutter : 3.27.1

定義ファイルにたどり着くには、2段階で調べます。

minSdkVersionの定義ファイルの探し方

STEP
定義ファイルの場所が書かれているファイルを開く

まず、FlutterSDKのインストールされているフォルダから、定義ファイルの場所が書かれているファイルを開きます。

FlutterSDKは、私の場合はユーザーフォルダにdevelopmentフォルダを作って、その中にFlutterをインストールしたフォルダ構造になっています。

/Users/(ユーザー)/development/flutter/packages/flutter_tools/gradle/flutter.gradle

上記のファイルの最終行に、実際のバージョン番号が書かれた定義ファイルのパスが書かれています。

Flutterの「compileSdkVersion」「minSdkVersion」「targetSdkVersion」の実際のバージョン番号が書かれているファイル名が記述されているflutter.gradleファイルの中身。
flutter.gradleファイルの14行目:apply fromに書かれているファイルが実際の定義ファイル

以前は、このflutter.gradleファイルにバージョン番号が書かれていたけど、今は変更されています。

STEP
実際の定義ファイルを開く

上記のflutter.gradleの最終行に書かれているファイルを開きます。

先頭のsrcフォルダは、最初に開いたflutter.gradleがあるフォルダの中にあります。

apply from: "$pathToThisDirectory/src/main/groovy/flutter.groovy"

「minSdkVersion」は、このファイルの48行目。
「targetSdkVersion」「compileSdkVersion」もこの定義ファイルの中です。

Flutterの「compileSdkVersion」「minSdkVersion」「targetSdkVersion」の実際のバージョン番号の定義ファイル

今後も変わるかも

Flutterのバージョン違いを吸収するために2段階になっていると思うので、過去の定義ファイルの場所も覚えておくのがいいかな…、ということで、回りくどいメモでした。

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